【連載】水分補給の重要性②　～水分補給に適した飲み物って何？～

郡上市総合スポーツセンターです。

６月に入り、気温が上がるとともに湿度も高くなってきました。非常に蒸し暑く、汗もたくさん書くようになりました。これからが夏本番。熱中症にならないように充分気を付けていきたいですね。

さて、今回は水分補給に適した飲み物です。

適切に体の中に水分が吸収され、身体活動がより効率的に動くようにする為には、【何を飲む】かも重要です。そこで今回は、水分補給に適した飲み物について、案内します。

1. 水：水は最も基本的な水分補給方法です。体内の水分バランスを維持するために最も効果的であり、カロリーや添加物も含まれていません。一般的には水分が摂取されてから数分から数十分で胃を通過し、小腸で吸収されます。冷たい水は一般的に吸収が早いと言われますが、個人の好みや体調に合わせて適温の水を選ぶことも重要です。
2. スポーツドリンク：長時間の運動や激しい運動を行う場合には、水だけではなくスポーツドリンクもおすすめです。長時間の運動や激しい運動を行う際に水分補給とともに電解質や糖分を補給するため有効です。また、カリウム、マグネシウムなどの電解質が含まれ、これらの電解質は体内で重要な役割を果たし、筋肉の動きや神経の正常な機能に関わっています。発汗によって電解質を補給することで、パフォーマンスの向上や疲労の軽減に役立ちます。

ここで逆に水分補給には適しない飲み物は、ビールや焼酎などのアルコールが入った飲み物やコーヒーなどです。

1. 利尿効果：ビールやコーヒーには利尿効果があります。 これは、摂取した液体が体内で尿として排出される量を増やす効果です。 利尿効果が高い飲み物を摂取すると、体内の水分が排出されやすくなります、脱水症状のリスクが高まる可能性があります。
2. カフェインの影響：ビールやコーヒーにはカフェインが含まれています。 カフェインには利尿効果があり、尿の量を増加させることが知られています。その結果、体内の水分が排出されやすくなり、脱水症状が起こる可能性があります。
3. アルコールの影響：ビールやアルコール飲料には、利尿効果があります。 アルコールは抗利尿ホルモンの分泌を促進し、体内の水分の排出を促進します。

以上ことから、運動後のビールやコーヒーは適しないことがわかります。

とは言え、運動後のビールがうまいことも十分わかります。もし飲まれるときには、その前に充分水分を取り、健康に生活できるように気を付けてくださいね！