郡上市総合スポーツセンターです。
冬に近づいて朝晩の寒さが身に染みるようになってきました。まだまだ、これからが本番と思うと・・・しっかり寒さ対策しようと思う今日この頃です。
さて、今回は現代の問題ともいうべきでしょうか?すべての親さんが悩まれていると思います。スマホ使い過ぎ問題、ゲーム長時間問題・・・この件について、考えていきましょう。
「スクリーンタイム」とは、デジタルデバイスの画面を見る時間全般を指す言葉です。これにはスマホ、タブレット、パソコン、テレビなどの電子デバイスが含まれます。さらに具体的にいえば、ウェブ閲覧、SNSの利用、ゲーム、動画鑑賞、テレビ視聴などが挙げられます。
子どもたちにとっては、学習ツールや娯楽の手段としてこれらのデバイスを使用することが一般的になりました。しかし、適切な制御がない場合や過度に使用される場合、スクリーンタイムが問題となることがあります。健康専門家や教育機関は、子どもたちのスクリーンタイムを管理し、バランスを取ることの重要性を強調しています。
適切なスクリーンタイムの管理は、身体的な健康、社会的なつながり、学習への影響を考慮に入れ、子どもたちが健康な生活習慣を確立できるようにするために重要です。
スクリーンタイムが運動能力に及ぼす影響
過去のデータと研究からの傾向
- アメリカ小児科学会の報告・・・アメリカ小児科学会は、子どもたちの健康に関する研究を行っており、スクリーンタイムが増加すると、身体活動の時間が減少し、運動不足になる可能性が高いと報告しています。
- 世界保健機関(WHO)のガイドライン・・・WHOは、幼児期(1〜5歳)は1日に3時間以上、学童期(5〜17歳)は1日に1時間以上の身体活動が必要であるとしています。しかし、スクリーンタイムがこれらのガイドラインを上回ると、運動不足が生じると指摘しています。
- 長時間のスクリーンタイムと運動不足の関連性・・・多くの研究が、長時間のスクリーンタイムと運動不足の相関性を示しています。スクリーンタイムが増加すると、屋外での遊びやスポーツの時間が減り、運動不足が増加する可能性があります。
- 国際的な比較データ・・・国際的な比較データも、スクリーンタイムが増加すると、子どもたちの身体活動が減少する傾向があることを示唆しています。これは先進国だけでなく、途上国でも見られる傾向です。
- テクノロジーの進化と運動不足の関連・・・スマートフォンやタブレットの普及に伴い、子どもたちがこれらのデバイスを利用する時間が増加しています。これが、屋外での身体活動の減少につながっている可能性があります。
これらのデータや研究からわかるように、スクリーンタイムの増加は子どもたちの運動不足と関連しているとされています。
これらをふまえ、家族で話し合って、スマホやゲームをどのように使うか、ルールを設定するのも一つではないでしょうか?