こんにちは、スタッフの森です。
今年地区の寄り合いに出席した時の話。
私の住む地域では永らくお祭りを開催しておらず、それに奉納する神楽の伝承が危うくなってきているとの事でした。由緒ある神楽だそうで、なんとか後世に伝えていきたいので有志で集まって練習しようと言う話になりました。そして気が付いたら私もそのメンバーに入れられており、秋口から練習会に参加する事に。
さて、その神楽は太鼓と横笛で演奏され、曲によっては歌も付きますが、とりあえず笛を覚えましょうと言う事になりました。しかしこの前お祭りが開催されたのが昭和60年で、その後30年以上ほったらかし状態だったため、頼りは当時撮影したビデオと怪しげな譜面。
楽譜は西洋音階では無いだろうとは思っていましたが、譜面を見るとこんな表記
「ヒヤリコ~ノ~ ヒィ~ フハフハ~ ヒヨヒヨ ヒ~♪」
全然わからんわい!
ようするに楽譜みたいなものは無く、鼻歌風の耳コピーで伝承している訳ですね。
ちなみに当時神楽を指導していた方は既に亡くなっており、なんちゅーかものすごい手探り状態。そして練習しながら、その半分は当時の昔話。
大丈夫か?こんなんで・・・ 区長さん曰く
「まあ今年の祭礼はともかく、来年披露できるくらいの目標で行きましょう」
いきなり目標先送りですよ(笑)
と言う訳で楽譜?と横笛と当時の祭りを記録したDVDをもらってきました。とりあえず音は出るのですが、神楽と言うかヘビ使いのよう。
が、3カ月も練習しているとそれなりに吹けるようになり、そうなるとこれはこれで意外と楽しくなってきました。
そんな訳で私が仕事中に怪しげな鼻歌を歌っていたら、神楽だと思って暖かい目で見て下さい。